- エチケット ?、 病気 ?、 “口臭”
- 投稿者:黒岩医院 院長 黒岩 達
“口臭”は不快です。人のソレはなおさら気になります。
“話も聴きたくない。”そんな気分になります。
時に、口が臭うMRさんやセールスマンが来ます、口臭に気づいたら話の内容はそこそこに、一刻も早く彼が帰ることだけを願い、彼との面談を許可した自分自身を反省します。
そして、今後、彼とは二度と面談しないことを決心します。
仕事上、いや、真ともな人間として、オーラル・ケアは不可欠です。
「君は口が臭い。」、「口が臭うよ。」
なんて言ったことがありますか?
家族や嫁さん、ましてや恋人など、口が裂けても言えません。
もし口にすれば、一巻の終わり・・・・・・
口臭の原因は、
むし歯、歯槽膿漏、歯垢、歯石、食物残渣、歯周囲炎、口内炎、舌炎、舌苔、口腔内のガンもあるでしょう。
口の病気、もしくは、お手入れ不足として、まず、
口腔内(歯、歯茎、舌)の病気、くさい食べ物、口腔内清掃不足。
テクニックの必要な高度なケアや治療は歯科や各科の先生たちにお任せ、
しかし、大半のケアは自分でやれます。
エチケットです。
最近の若者は外出の前に、シャワー、ハミガキ、良い習慣です。
歯を良く磨き、歯間の食物・歯垢を除去し、歯肉・舌をブラッシング、
そうして、定期的に歯石の除去を行います。
①歯磨き : なるべくコンパクト・ヘッドの硬い歯ブラシがお勧め、
念入りに磨くときのものと、ざっと磨くための硬 ・ 軟2本以上を用いて、食後と就寝前に必ず実行。
見難い奥歯が清掃の重要ポイント。
②歯間の手入れ : 歯間ブラシ、デンタル・フロス、ピック等を利用し、やさしく清掃。
年齢とともに歯肉は退縮し、歯間の隙間は拡大し、小さな食物のたまり場となります。
③歯肉・舌のブラッシング : 特に、ダメージがない限り、普通の歯ブラシでOK。
舌のブラッシングの方向は奥から手前に、4~5回やさしく。
舌専用ブラシが売っていますが、歯ブラシで十分、舌ブラシは不要です。
歯や歯肉のコンディションで使い分ける歯ブラシを数種類持つほうが良い。
④歯石:歯石のチェック・ポイントは下顎の前歯の裏、ここに白く硬い石膏様のものがあれば、ピックやデンタル・フロスで除去する。
歯石除去用スケーラーや歯科用探針があれば完璧です。
口の中を良く観察するためには、ライトと鏡も必要。
私は幼児期に、歯医者さんで怖い目にあったらしく、小学生の頃から歯科が
苦手です、友人知人には多くの歯科医師(やさしそうな)がいるのですが、
なかなか、まめに歯科受診は叶いません。
それでも、どうにもならなかった、腫れあがった親不知の処置で失った
右下のNo.8以外の31本の根っこが健在です。
生き延びさえすれば、80歳で20本は軽くクリアー。
毎日、鏡に映る、舌と歯をチェックして、外来診療開始。
認知症の人はとたんに、オーラル・ケアが悪くなる。
健康な舌証。
グッズ
歯ブラシ 歯間ブラシ フロス・ピック
歯石用スケーラー 歯科用探針
ハミガキ上手(歯垢を赤く染色)
ブレス・チェッカー(口臭を6段階表示)
一度だけ、出入りの業者さんに対して、口臭を指摘した ことがあります、現在は別の方が担当となっています。
平成26年6月