- 眠れてますか?
- 投稿者:蒲池病院 黒肱 明美
「今夜も眠れなかったらどうしよう?」「このところ夜中に目が覚めて困る」
と心配されている方、いらっしゃいませんか?
睡眠障害は不眠だけでなく、過眠、睡眠時間のずれ、睡眠中に起こる身体的現象など多彩です。
厚生労働省の研究班の睡眠障害・診断ガイドライン(抜粋)では、以下のような項目が示されています。
1.睡眠時間は、それぞれ日中の眠気で困らなければ十分。
2.刺激物を避け、眠る前には自分なりのリラックス法を。
3.眠たくなってから床に就く。就寝時間にこだわりすぎない。
4.同じ時刻に毎朝起床。
5.光の利用でよい睡眠。
(ヒトには体内時計が、起床後に網膜から日光を感じ朝を認識してから、15~16時間後に自然に入眠するしくみが備わっています)
6.昼寝をするなら、15時前の20~30分間。
7.睡眠中の激しいイビキ・呼吸停止や脚のぴくつき・むずむず感は要注意。
8.睡眠薬は医師の指示で正しく使えば安全。
仕事でも家事でも趣味でも、頭と身体を使い、食べて飲んで寝る。
何気ない日常が続いていけばよいのですが、人生いろいろなことが起きます。眠れなくなったりもします。(不眠は、うつ病や不安障害、認知症などでもよく認められます)
そんなときはどうぞ気軽に精神科の病院やクリニックに相談にいらしてください。よい眠りが得られるよう、心と身体の疲れがとれるよう、お手伝いいたします。
平成24年4月